20190112読書かんそうぶん
今回の本はこちら
知的活動のための「方法」に着目すれば素晴らしく参考になる本です。たとえば知的トレーニングは創造が主、整理は従とし、その例として読書術の極意を速読ではなく遅読であると挙げているのはわたくし的には革命的でありました。
書斎を持ちたいというロマンはやはりわたくしにもございますが、方法論の一つとして知的活動の場としての書斎が提示されています。これは一つの完成形といえるでしょう。わたくし断捨離をガンガン進めており本も電子化されていないものを除きほぼKindle本に置き換えているのですが、それでもこんな書斎はぜひ欲しい。
注意点は著者の美意識や好き嫌いに関して書かれている部分も多く、それらは軽く流す程度でよろしいかなというところ。方法論と思想の境界を出たり入ったりするつくりになっています。
・・・うーん、お部屋改造したい。書斎作りたい。