sahy’s diary

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なつゲー:ヘラクレスの栄光4

というわけで前回のテンションから心のままにプレイした作品がこちら、

ヘラクレスの栄光4

「魂の証明」が5作目(外伝除く)にあたりますので、その前作になります。

発売はなんと1994年。この記事を書いているのが2019年なので、ちょうど25年…四半世紀前!

機種はSFC(=スーパーファミコンです。もうこの字面が懐かしい!)ですので、さすがにオリジナル版をプレイするのは困難なはず。無事に動く本体を見つけるのも難しいうえに、ほとんどのロムカセットは電池が切れて起動しなくなっているでしょう。

しかし今はバーチャルコンソールという素敵なものがあるのです。WiiもしくはWiiUでダウンロードしてプレイできるのでございます。価格は800円ちょいと、お手軽に入手可能。 

さて本作の内容ですが、プレイヤーキャラの持つ「不死」という特徴を利用して、常人が進めない難所(深海や凄まじい高所)を通行・探索するおなじみのシステムに加え、他人の体に乗り移り各人固有の特殊技能で戦う新システムが採用されてます。さらに3の反省から非常にテンポよく戦闘や探索を進められ、じつに快適に。あまりにテンポが良すぎて、初見で何の情報もなくても20時間くらいでクリアできてしまうかも。

戦闘の難易度はまずまずですが、一部にバランスブレイカーな技能を使えるキャラがいたりもします。筆者はヒツジを好んで使っていました。再序盤から乗り移れる・敵味方全体睡眠が超強力・見た目がかわいいと3拍子揃った強キャラ。

そして本作最大の魅力はやはりシナリオ。今回も野島氏のワザが光ります。とにかくセリフがいい…沁みる。世間的には3が最高傑作とされているのかな?個人的には3より4の方が総合的に好き。シナリオも4のほうが実は好みなのです…。

あらすじは…主人公は、ある出来事により生きていない、けれど死んでいない異常な存在になってしまった青年。処遇に困り果てた神・モイライにより封印されていたものの、9000年の歳月を経たある時、モイライが遠からず人類の未来が潰えることを予知したため、彼は封印を解かれ、人類滅亡の回避のため駆り出されることになった…という感じです。

短い時間で遊べる本格RPGというのは、今の時代はもはや立派な長所といえるでしょう。時間のない社会人は別にやりこみ要素が欲しいわけじゃないのよね!

さわやかな感動を覚えるエンディングはそれだけで十分すぎるほど満足できるはずですし、やりこもうと思えばかなり遊べるのもポイント。なにより私が大好きなのはモイライの素晴らしい台詞の数々です。どれも思い出深く忘れがたいものですが、記事の締めくくりには、最も印象に残っている台詞をば。

 

「――命は 永遠かい? 命は かぎりあるものかい?

 わからないねえ。

 でも これだけは はっきりしている。

 今 この時は もう もどらないよ。 さあ 楽しみなさい!」