sahy’s diary

好きなことを好きなように書いていきます

全快の記事でご紹介した孫子は実に分かりやすく、かつしっくりくる名著でございます。優れた勝利とは劇的なものではなく誰でも勝って当前の状況下での勝利だというところ、真理だと思います。要するにそういう圧勝できる状況を作り出すことがほぼすべてであり、それができずに兵士の力戦奮闘に期待している時点で戦略的には失敗といっても過言ではないわけですね。ひいては、戦う前から勝負は決まっていると。

ただ敵より倍以上の兵力を集中することが英雄的事業のほとんどを占めており、そのためにあらゆる駆け引きや政治的手腕用いることが大将の使命。合戦そのものはそれまで積んだ事の帰結で、合戦に至るまでに何をするかが戦って、そんな感じのことが坂の上の雲ドリフターズに書いてあったよ!(うろ覚えなので違ってても許して)。

 

とかく理不尽やハラスメントが多いこの世。もし皆様が戦わねばならない時が来たのなら、相手を油断させつつ勝利の態勢を整えるのが肝要だと思われます。