sahy’s diary

好きなことを好きなように書いていきます

遅ればせながら劇場版鬼滅の刃無限列車編を観てきました。
映画クオリティで非常に気合いの入った作画。エピソード自体原作でも評判のよいものだったはずなので、まあ外れないだろうと思いましたが実際大変面白かったです。
やはり安心してみられる映画というのは良いですね…二時間近く映画館で映画見るのってかなり疲れますし、アメリカと違って料金お高いしで、映画って外したときのダメージがでかいんですよね。
どうでもいいけど煉獄兄弟、親父のDNA強すぎじゃない?

長い間積んでいた大逆転裁判1、2を続けてクリアしました。あまりの面白さに悶絶。傑作すぎるだろ…。
1が前編、2が後編の二部作になっており、1はさあこれから本格的に話が始まるぞ、というようなところで終わってしまいます。発売当時は評判が低かったのも仕方ないところでしょう。
しかし1で撒いた伏線を2でがっつり回収して、しかも想像以上に盛り上げて盛り上げて、その勢いのまま綺麗に終わらせていて本当に見事。
なるほどくんを初めとしたメインキャラに非常に愛着が湧きます。モノひとつ調べただけでも細かな反応を見せるなど、シリーズ伝統のこだわりある丁寧な作りのおかげですね。あと女の子がすごい可愛い。
クリアしたあともずっとこの世界に浸っていたくなります。これは間違いなくゲーム史に残る名作です。素晴らしかった!

呪術廻戦を気に入ってしまい、漫画喫茶でガッツリ全館読破してしまいました…。
アニメから入った新参ですが、わたくしの敬愛する冨樫先生の作品を彷彿とさせる作風ですんなり馴染んでガンガン読み進められました。主人公が好感の持てるキャラ(イカレぶりも含めて)で、ダークファンタジーでありながら王道を外していないのもグッドですな。
しかし漫喫はやはりどうしても割高になりますね…急いで読もうとしてしまうのでじっくり味わえないし、やはりふつうに購入するのがベストか。

全快の記事でご紹介した孫子は実に分かりやすく、かつしっくりくる名著でございます。優れた勝利とは劇的なものではなく誰でも勝って当前の状況下での勝利だというところ、真理だと思います。要するにそういう圧勝できる状況を作り出すことがほぼすべてであり、それができずに兵士の力戦奮闘に期待している時点で戦略的には失敗といっても過言ではないわけですね。ひいては、戦う前から勝負は決まっていると。

ただ敵より倍以上の兵力を集中することが英雄的事業のほとんどを占めており、そのためにあらゆる駆け引きや政治的手腕用いることが大将の使命。合戦そのものはそれまで積んだ事の帰結で、合戦に至るまでに何をするかが戦って、そんな感じのことが坂の上の雲ドリフターズに書いてあったよ!(うろ覚えなので違ってても許して)。

 

とかく理不尽やハラスメントが多いこの世。もし皆様が戦わねばならない時が来たのなら、相手を油断させつつ勝利の態勢を整えるのが肝要だと思われます。

「--敵を憎悪する感情が侮蔑や無関心へと転化し、情報の収集や分析を怠る行為へと連続してゆくのは、全く倒錯した思考と言わざるをえない。これから戦おうとする敵は、尽きせぬ興味と研究の対象であるべきで、その意味では、誰よりも汝の敵をこよなく愛さねばならぬのである。 これに引きかえ自軍の実情認識は、秘密でも何でもないわがことであるから、把握がいとも容易であるかに思える。ところが実は、ここにこそ自己弁護・自己正当化といった、深い落し穴が存在する。」
「--思い込みの強い者、反省心のない者は決して勝てない。敵と自己との実情を徹底的に思い知り、一切の甘美な幻想を切り捨て、最悪の事態にこそ備えんとする精神的苦痛に耐えられぬ者は、そもそも敵と勝敗を争ったりすべきではない。」
孫子講談社学術文庫) 浅野裕一

じつに正しい指摘であります。現代日本でも戦いはいまだに存在します。権利の侵害や身体、精神に苦痛を与えられる状況。それは武器を使った殺し合いと比べても遜色のない地獄であり、一息で死ねるだけまだ殺し合いのほうが慈悲深いかもしれません。
我々はいつ自分の将来を賭けて戦うことになるかわかりません。戦い方を肝に銘じなければなりませんな。